コラーゲンが関係している手指・足指の病気

体を構成している細胞や組織は、それぞれが離れてしまわないように、繊維性の膠原組織(以降:コラーゲン)で結びつけられています。慢性関節リウマチは、このコラーゲンが病気で変化してしまうというもので、一つの関数だけではなく、複数の関節に炎症が及びます。

慢性関節リウマチの特徴は、関節炎の状態が自然に改善されたり再び悪くなったりを繰り返して、症状が次第に続くようになりるというものです。また、女性に起こりやすい病気としても知られ、特に、20歳代~40歳代で発病しやすいことが言われています。

関節炎という言葉がわかりやすいので使われていますが、実際には、関節内にある滑膜が侵されることが多いので、滑膜炎という位置付けが正しくなります。

初期段階では、朝起きた時に、手の指がこわばって動く動かしにくくなる状態。これを「朝のこわばり」と表現します。そのうち「朝のこわばり」が長くなり始め、次第に思うように手が動かせなくなります。更に続くと、関節が赤く腫れて痛むようになるのです。

今度は、骨粗しょう症になり始め、続いて軟骨が破壊され、更には骨が破壊されると言う段階を経ながら、症状が悪化していきます。そして最終的には、関節の骨と骨が定着してしまい、全く動かすことができなくなると言う状態にまで悪化してしまいます。

  1. 朝のこわばりが次第に長くなる
  2. 関節が赤く腫れ始める
  3. 骨粗しょう症
  4. 軟骨が破壊
  5. 骨が破壊
  6. 骨と骨の癒着

何が原因なのかというと、まだはっきりとした答えは出ていないようなんですが、かつては、免疫異常が最も有力視されてきました。
骨も破壊と再生が繰り返されているので、おそらく、カルシウムやコラーゲンを分解する酵素の働きが強く、反対に、そういった活動を抑制する成分が足りないのでは?という可能性からの考えだと思います。

ですが今は、喫煙との関係性があるということが解明されつつあります。
もしかすると、喫煙によりコラーゲンが変性する影響を受けやすい体質などがあり、慢性関節リウマチとなる可能性もありますので、煙草を吸ってはいけないという事ですね。

リウマチ投与薬の上限引き上げ

厚生労働省は、関節リウマチの治療薬である「メトトレキサート」の投与量上限の引き上げを認めました。今では、1週間あたり8mgを上限としていたものを、新たに16mgまで使用出来るようになります。

メトトレキサートは、関節リウマチの炎症を押さえる働きがあるということから使用されてきましたが、副作用がある為に使用量が制限されてきました。ですが、副作用を起こしやすいかどうかも事前に調べることができ、問題なければ、1週間あたり16mgの使用が可能となります。

これにより、従来よりもおよそ3割の関節リウマチ患者に対して、改善効果が期待出来るようになるという事でした。