変形性肘関節症

変形性肘関節症(へんけいせいちゅうかんせつしょう)

長年にわたって肘に負担が蓄積すると、軟骨が磨り減ったり骨が変形してしまう肘の症状です。基本的なメカニズムは、変形性関節症、変形性股関節症と同じと言えます。

原因には、一次性と二次性があり、老化現象の一つとして引き起こされるものは、軟骨成分が磨り減ってしまったり、または分解してしまったことによるものと推測されますが、突発的に引き起こされるというものではなく、何十年にもわたって症状が進行していくので、原因がはっきりしないものとされます。

もう一つは、二次性の変形性肘関節症として、野球等のように肘に負担のスポーツにより発症するもの、大工仕事のようにハンマーを振り下ろす作業等で肘に負担をかけることで、発症するものがあります。

症状の程度は、痛みがそこまでない軽度の場合もありますが、変形度合いが進行する事により肘が完全に伸ばすことができなくなったり、肘の可動域が狭くなることで、普段の生活にも影響が出るようになります。

また更に症状が進行すると、周辺の神経を圧迫することによる麻痺を起こしたり、手の力が入りにくくなる症状や小指や薬指にしびれを感じるということもあります。

このような変形性肘関節症の医学的な治療は、まずは安静にすることから始まり、ホットパックや電気治療、湿布や痛み止めの内服などが行われます。

更に、それでも改善されないという場合には、関節の動きを制限している不要物を取り除く手術や人工関節に切り換えるという方法に依存しなくてはいけません。

今では、医療技術の進歩により、人工関節等の医療器具の耐久性も向上しているということもあり、より手術しやすい環境が整っているのかもしれませんが、それでも、やはりリスクはつきものです。そのような万が一の状態を防ぐ為にも日頃から関節の健康を考えて栄養成分を摂り入れるように心がける事が大切だと思います。