コラーゲンの種類

コラーゲンには幾つもの呼び名がある?

コラーゲンを単にコラーゲンと呼んだり、アミノ酸・アミノペプチドなど、色々な呼ばれ方をしています。そこで、どのような違いがあるのかまとめておきました。

たんぱく質の大きさと特徴

まず、コラーゲンを説明する前にたんぱく質が何なのかを理解しておいて下さい。たんぱく質とは、アミノ酸から構成される分子の集まりの事なのですが、このアミノ酸が数十~数百集まったものを指します。このたんぱく質の下にも段階があり、アミノ酸が数個集まって出来た安定した分子構造をアミノペプチドというのです。

たんぱく質(分子構造:大)
数十~数百のアミノ酸の集まりで沢山の種類がある。大体、20個程度のアミノ酸で構成されている。
アミノペプチド(分子構造:中)
数個程度のアミノ酸の集まりで、安定した分子構造で壊れにくい。
アミノ酸(分子構造:単体)
単体の成分。体内で再合成される非必須アミノ酸と、食事からでないと取り入れることのできない必須アミノ酸がある。

種類で分けるとこのようになります。コラーゲンは、たんぱく質の仲間なので、アミノペプチドよりも大きな分子構造なのですが、このコラーゲンの中にも、状態別に複数の種類が存在するのです。

コラーゲンの状態と種類

コラーゲンはたんぱく質の一種で、体内のたんぱく質のおよそ3割を占めていて、1型から順番に名前があり30種類以上も存在しています。殆どが、コラーゲンペプチドというグループが3種類絡み合って構成(三重らせん構造)されています。

このコラーゲンに熱を加えると、コラーゲンペプチドが一つ外れた状態となり、熱がなくなるとそのまま安定してゼラチンと変化します。ゼラチンは、食塩や酵素などの安全なものを用いて分解したものがそう呼ばれています。

コラーゲン(分子構造:大)
確認されているだけでも30種類以上あり、主に、3種類のコラーゲンペプチドがらせん状に連なっている構造。
ゼラチン(分子構造:中)
コラーゲンに熱処理を加えて、2つのコラーゲンペプチドの状態で構成されたもの。普通の食材よりも、体内でアミノ酸に分解しやすいので吸収されやすい。
コラーゲンペプチド(分子構造:小)
コラーゲンを低分子化した集まり。安定した構造で壊れにくい。
アミノ酸(分子構造:単体)
コラーゲンペプチドも、一部を残してアミノ酸へと分解されて体内に吸収されます。

私たちの体内の胃や腸には、たんぱく質分解酵素が存在していて、ゼラチンやコラーゲンペプチドは、たんぱく質分解酵素に分解されてから体内に運ばれます。ですが、コラーゲンの状態のままでは、分子が非常に安定している繊維の状態なので、特定の消化酵素「コラゲナーゼ」でしか分解されないようです。

この事からも、コラーゲンを体内に取り入れるときは、コラーゲンよりペプチドが一つ無くなった状態のゼラチンで摂取するか、コラーゲンペプチドで摂取するのが望ましいという事がわかります。コラーゲンペプチドの状態では、たんぱく質分解酵素によってアミノ酸に分解されるようですが、ペプチドの分子構造を保ったまま吸収されるというのも報告されていて、特に分子量の大きなものは軟骨に多く集まっていたという事が言われています。

非変性2型コラーゲンは、本来の状態を保ったコラーゲンペプチドなので、そのまま吸収されて、軟骨などに運ばれやすいと考えて間違いないと思います。